北欧好きならきっと聞いたことがあるテキスタイルブランドの「KLIPPAN(クリッパン)」。KLIPPANのウールブランケットを使い始めてから約4年間愛用しています。
北欧らしいおしゃれなデザインで暖かく、とても気に入っているので、これから購入を予定している方に向けて、使い心地やお手入れ方法などをご紹介します。
KLIPPANのウールブランケットとは
KLIPPANとは
1879年、スウェーデン南部の⼩さな町クリッパンで誕⽣した紡績⼯場から始まったブランド「KLIPPAN」。創業から140年以上の時を経て、世界中で愛されるホームテキスタイルブランドです。
KLIPPANが人気なのは、テキスタイルも理由のひとつ。KLIPPANのメインデザイナーであるベングト・リンドベリは、妻のロッタ・グラーベと共にユニットを組み「BENGT&LOTTA(ベングト&ロッタ)」としてデザイン活動しています。
洗練された愛らしさのムースやヒツジなどの動物をモチーフにしたデザインは、子供から大人まで、多くの人たちに愛されるロングセラーデザインです。
▼「BENGT&LOTTA」は、スポンジワイプなども人気があります。
ウールブランケットとは
ウールは、羊の毛を原料とする動物繊維で、保温性の高い天然素材。羊毛は一本一本の繊維が縮れているので、それらが絡み合うことにより、空間に空気が溜まります。
その空気の層があることで断熱効果が高まり、暖かさが保たれる仕組みです。
さらに、ウールは保温性だけでなく調湿機能にも優れています。羊毛の繊維の表面にあるキューティクルが、湿った環境では吸湿、乾燥している場合は放湿し、湿度を自然に調節してくれるそう。
だから、羊は暑い夏でもモコモコで大丈夫なんですね。
KLIPPANのウールブランケットは、生後6ヶ月以内の羊からとれる柔らかなラムウールのみを使用しており、普通のウールブランケットよりもさらに暖かく、軽くなっています。
KLIPPANのハーフブランケットのサイズ
今回ご紹介しているハーフサイズは90×130cmで、シングルサイズのちょうど半分の大きさです。
ソファでくつろいでいるときや、ダイニングでティータイムをしているとき、デスクでお仕事をしているときなど、ちょっと肌寒く感じるときに、大きすぎず小さすぎない使い勝手のいいサイズ。
ご家族でリビング使いに何枚か用意しておくのもいいですね。キッズのおやすみ用や、車内やおでかけ用としてもおすすめです。
KLIPPANのウールブランケットを4年間使った感想
ブランケットの触り心地やチクチクは使っているうちに柔らかくなる
KLIPPANのハーフブランケットは、使い始めは若干繊維が固く、チクチクすると感じたり、触り心地がイメージと違うことがあるかもしれません。
ですが、そのチクチクも使っているうちに次第に繊維が柔らかくなり、馴染んでくることであまり感じなくなってきます。
わが家のブランケットでは、今はチクチクが全く気になりません。
厚手の生地で抜群に暖かい
KLIPPANのウールブランケットは、しっかり厚みがあり、繊維が詰まっています。
フリースのような軽い素材を想像していると、触れたときにびっくりするかもしれませんが、厚手なおかげで抜群の暖かさがあります。
ウールブランケット独特のにおいは使っているうちになくなる
天然素材で作られているので、届いてからすぐは羊毛のにおいが気になる方もいるかもしれません。
わが家でも、使い始めはちょっと羊っぽいにおいがしました。
ですが、使っているうちに自然とにおいは取れてきます。4年間も使っていると、顔に近づけてももうにおいはしません。
使い始めのにおいは、風通しのよい場所で陰干しをすることで薄くなるので、気になる方はお試しくださいね。
洗濯できないので日常のお手入れはブラッシングで
KLIPPANのウールブランケットは、天然ウール100%なので、水洗いすることができません。
もし汚れがついてしまったら、汚れた箇所を湿らせたタオルでやさしく押したたき、その後、通気性の良いところで陰干しして十分に乾燥させます。
普段のお手入れは、ウールコームを使って、寝てしまった毛、ほこり、毛玉をていねいにとかしてあげることで、毛並みがよみがえり長くきれいに使えます。
オフシーズンのお手入れはクリーニングで
おうちでの洗濯はできないので、オフシーズンには、季節ごとにクリーニング屋さんでドライクリーニングをお願いしています。
わたしがお願いしているクリーニング屋さんでは、ウールのセーターと同じくらいの金額で預かってくれるので、気になる方は購入前にお近くのクリーニング屋さんに確認してみてもいいかもしれません。
そこにあるだけでインテリアが可愛くなるデザインが好き
個人的な感想なのですが、KLIPPANのウールブランケットはそこにあるだけでお部屋が可愛くなるのでお気に入りです。
シンプルなワークスペースまわりも、椅子にKLIPPANのブランケットが掛かっているだけでお気に入りの空間に変わります。
KLIPPANのウールブランケットの気になるポイント
毛玉ができやすい
天然素材のウール100%だからこそですが、KLIPPANのウールブランケットは使っていると毛玉や遊び毛がどうしても出てきます。
長く愛用するためには、先ほどご紹介したウールコームなどによるお手入れが必要なのが少し手間です。
でも、多少手間がかかるからこそ、愛おしくてずっと大切に使いたくなりますし、生地もしっかりしているので長い間使えます。
フリースやアクリル素材に比べるとやや重ため
フリースやアクリルなどの化学繊維のブランケットに比べると、KLIPPANのウールブランケットは厚地で繊維も詰まっているので、やや重ためです。
とはいっても、もちろん使うのに困るほど重たいわけではなく、ほどよい安心感があります。
まとめ
約4年間愛用している、北欧デザインが愛らしいKLIPPANのウールブランケットをご紹介しました。
ソファで飲み物片手に日常使いしたり、おでかけのお供にしたり、わが家にお迎えしてから寒い時期には欠かせない存在感です。
デザインも豊富なので、ぜひお気に入りを見つけて、みなさんのおうちにもお迎えしてくださいね(今回ご紹介したデザインはヒツジのベージュです)。