北海道・糠平温泉中村屋は「ここではないどこか」に旅したいあなたにおすすめの宿

あなたは旅に何を求めますか。出会いたい人、見たことのない景色、知らなかった文化、おいしいご飯、それとも全てでしょうか。

きっとあなたは、今いるここではないどこかへ行くために旅をするのでしょう。

そんな、「ここではないどこか」へ旅したいあなたに教えたい、泊まって欲しい宿、北海道の『糠平温泉 中村屋』をご紹介したいと思います。

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糠平温泉中村屋ができるまでのストーリー

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いざ旅をしようと思って、ホテルに泊まっても、妙に背伸びをした気持ちになって安らげない。

中村屋は、ありのまま泊まる人を受け入れてくれる北海道・糠平のお宿です。その理由が分かりちょっと親近感がわく、中村屋が今のスタイルになるまでのストーリーについてご紹介します。

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中村屋の創業は、昭和6年。創業当時は別の経営者で、屋号も「富士見館」という名前でした。

創業時には十数室だった「富士見館」は知床ブームで賑わい、増築を重ね気づけば中村屋が買い取る時点では55室と糠平では大きなお宿へ。

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その頃、富士見館の2軒お隣のおみやげ屋さんだった中村屋は、高度経済成長期の勢いで富士見館を買い取り「富士見観光ホテル」と名前を変えてお宿を続けます。

しかし、時代はすでに転換期。知床ブーム、北海道ブームも去り、次第に経営は窮地に追い込まれます。

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当時は、団体客やツアー客が中心で、修学旅行への営業や、札幌や東京の大手広告代理店への営業が何より大事。55室の宿を維持するためにいかに多くのお客さんを回すかがホテルの最優先事項でした。

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どこに泊まったか忘れられてしまうようなサービス、設備を舞台にお客さんは回り続けます。そして、新たに投資する資金もなく次第に傷んでいく設備。

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今でこそ中村屋の大工仕事は宿の大きな魅力となっていますが、中村屋が大工仕事を始めた最初の動機は「大工さんに頼むお金が無かったから」だそう。

当時は、“空いた穴をどう塞ぐか” が目的であり、経営と効率に追われる中村屋の求める価値でした。

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けれど、見よう見まねで仕上げたその大工仕事を見たお客さんの「よくなったね」という言葉をひとつひとつ重ねるたび、「中村屋」はお客さんと向き合うことの楽しさを実感します。

そして、中村屋は大きな決断を下します。それまで55室あった客室を、19室まで縮小したのです。

それもある日、突然に。

屋号を「中村屋」に変えて、富士見観光ホテルからの脱却を図りました。

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売店はまるで古道具屋さんのようでわくわく

中村屋の売店には、地名が入ったご当地キャラクターのキーホルダーは無いけれど、手作りの石鹸やタオル、ご近所の野菜が売っています。

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中村屋には近所の農家で採れた野菜が並ぶ

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おみやげに野菜を買う

忘れられない「中村屋」のおもてなし

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寒い日にはマイナス20度を優に超える極寒の地。火鉢と味のある家具が、長距離ドライブをしてきた旅人を出迎えてくれます。

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ロビーでは、上士幌町の韃靼そば茶やエスプレッが無料。

後ろに写っている、更別村のポテトチップスも無料です。火鉢で温めながら好きなだけ食べることができ、つい童心に帰って火鉢をじっと見つめてしまいます。

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ドリンクやポテトチップスはホテルのチェックイン時だけでなく滞在中はいつでも食べてOK。火鉢で炙ったポテトチップスがこんなに美味しいとは。

あ、北海道の景色は綺麗なのでたくさん寄り道もしたくなると思いますが、チェックインの時間は、夕食のスタートの最後が19時なのでそれまでにチェックインを済ませてくださいね。

チェックインが19時を超えてしまうと、夕食なしのプランに変更になります。

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ロビーでのおのみものとおやつの提供は9〜21時

チェックインを済ませお部屋に荷物を置いたら、またロビーに戻ってきて火鉢のまわりでおやつを食べる過ごし方もおすすめです。

それぞれが豊かな表情を見せる中村屋のお部屋

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中村屋のお部屋は、年間通してずっと同じ料金です。1泊の料金は、「和室小」のお部屋で朝夕食付き税別10,410円(※1名で利用の場合は10,950円)からとなっています。

1泊目の「和室小」はどこか懐かしく安心する空間

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和室小は、まるでおばあちゃんの家に遊びにきたような安心感で懐かしい石油ストーブにほっとします。石油ストーブは、冷え込みの厳しい北海道でもとっても暖かいんです。

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ルームキーは、自然のぬくもり溢れる木のキーホルダー。このキーホルダーは、上の環の部分を回すと「キュッキュッ」という音が鳴るバードコールになっていています。

朝のお散歩をするときに使ってみると楽しい発見があるかもしれません。

こだわりと優しさがたくさん詰まった雑貨や設備にほっこり

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和室小は、ひとつひとつに手作りの優しさが感じられ、気がつくと子供の頃に戻ったようにひとつひとつの道具にはしゃいでしまいます。

そしてなんだか安心して、畳の上に寝転がって眠ってしまうような安心感です。

2泊目は102号室で大自然の空気をいっぱいに味わう

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2泊目は、102号室に宿泊しました。大きな窓と、窓に向かったソファが印象的で、窓で切り取られた景色がまるで絵のようです。

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朝起きたときに見えた景色が美しすぎました。これだけでも泊まって良かったと思える景色です。

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キンと冷えた朝の景色はまるで日本でないみたい

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黒電話おばあちゃん家にあったなあ。懐かしい。

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木の風合いが素敵なソファ。朝日をいっぱいに浴びながら読書も良いね。

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クッションカバーは売店で売ってるよ

中村屋の地産地消のメニューにほっぺも落ちる

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今回は、朝夕付きのプランで2泊しました。中村屋は、食事の美味しさに定評があるお宿。毎日、北海道の食材をメインにした料理が夜はコースで、朝はバイキングで味わえます。

まずはおいしくて心も身体も満たされる夜ご飯から

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まず、ご飯の前に、ご飯を食べるお部屋の前で食前酒を選びます。括弧の中に書かれているのは全て北海道の地名です。

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黒板の隣には瓶に入った手作りの果実酒がおいてあります。全部おいしそう。

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お酒が苦手な方は、ノンアルコールの果実酢もあり、お酒が飲めない方も楽しめます。

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今回は連泊したのですが、メイン料理はは1日目はポークステーキ。2日目はニジマスの焼き物。

出てくるお料理は日によって違いました。どれも心も身体も満たされる素材の味が生きた料理ばかり。幸せな気持ちがあふれ出します。

ご飯・お味噌汁はおかわりができます。また、食べられないもがあれば予約の際に事前に伝えておくことができます。

バイキング形式の朝ごはんも美味しすぎる

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朝ごはんはバイキング形式なのですが、この朝ごはんがとても美味しすぎます。朝ごはん付きのプランにするのが絶対におすすめ!朝ごはんも北海道産の食材を使った手作りの創作料理や自家製パンが並びます。

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料理が盛り付けられてるうつわも素敵

これがもう美味しいのなんのって。彼とは二度こちらの宿に泊まりにきていますが、彼は夜ご飯よりも朝ごはんの方が毎回楽しみなんだとか。

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ヨーグルトにかけるのは蜂蜜ではなくビートオリゴ

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朝から美味しい手作りわらび餅も食べられちゃう

バイキングのメニューも日によって入れ替わります。連泊をされる方は食べたいものから食べておきましょう。

ちょっと熱めでさっぱり中村屋のお風呂もおすすめ

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中村屋のお風呂は、男湯と女湯が分かれた内風呂と混浴の露天風呂です。

内風呂は手前が木のお風呂、奥がタイルのお風呂になっており、どちらも豪華でも、ものすごく綺麗なわけでもないけれど、心までポカポカに温まる温泉です。

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露天風呂は基本的に混浴ですが、宿泊すると女性限定の時間があるので混浴したくない方はその時間帯がおすすめです。わたしは混浴ではない時間帯に入りました。

露天風呂はすぐそこが森で、エゾシカが見えたこともありました。夜は天気が良ければ周りが真っ暗で、満点の星が見えます。

中村屋に泊まったら行ってみてほしいお部屋

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中村屋には、エゾリスの穴という謎の穴があります。その中はというと、

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熊よけ鈴!目覚まし時計!

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旅の思い出をお手紙にしたためる

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こんな感じになっていて、旅に必要なものをうっかり忘れてしまった時に使えるものがたくさん置いてあります。らくがきちょうも見えますね。

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あくまでもお宿の中で使うためのものなので持ち帰りはできません。「旅に必要なもの」といいながら遊び心のあるものも多くて、見ているだけで楽しくなってきてしまいます。

リスが冬に備えて、巣に木の実をたくわえるようことになぞらえて、「エゾリスの穴」と名付けられているようです。

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このお部屋に入るための鍵はルームキーについており、宿泊者限定特典です。

瓶がうれしい朝の牛乳配達も無料サービス

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朝起きると、お部屋の扉の横のフックに可愛いデニムのトートバッグに入ったものが届いています。

中身は、上士幌町しんむら牧場の新鮮な瓶牛乳。濃厚で、新鮮でとっても美味しいです。

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中村屋の予約は中村屋ホームページから

そんなすばらしい温泉宿、糠平温泉 中村屋の予約方法は公式サイトからのみとなっています。

メールのみでも予約できますし、電話でも可能です。

糠平温泉 中村屋へのおすすめの行き方

中村屋へ行く方法は、レンタカーがおすすめです。糠平温泉は北海道のかなり地方にあるので、バスや電車の本数が多くありません。

帯広や旭川でレンタカーを借りて、糠平温泉に向かうまでに観光地に寄り道しながら旅するのがゆったり時間に追われずおすすめです。

きっとまた泊まりたくなる魅力的なお宿

いかがでしたでしょうか。日々の暮らしになんだかちょっと疲れてしまったなと思っている方。ここではないどこかに行きたいと思っている方の旅の参考になれば幸いです。

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